睡眠ホルモン=メラトニンの生活リズムと疲労回復 / 体内時計と光

規則正しい生活リズムを繰り返す体内時計の正体とは

私達の体の中には、「体内時計」と言われているリズムがあります。

 

普通に生活していると、太陽が沈んで暗くなってくると眠くなり、朝太陽が出ると起き出すというサイクルができていますよね。

 

しかし、現代では太陽が沈んでも街中ではいつまでもギラギラとまぶしい光を浴びることができますし、遮光カーテンを使えばどれだけ外が明るくてもうるさくても眠ることだってできてしまいますよね。

 

こうなってしまうと、体内時計も規則正しい生活リズムも崩壊してしまいます。

 

ところでこの体内時計、どのような仕組みで動いているのでしょうか?

 

 

睡眠のリズムを司るメラトニン

メラトニンの分泌で眠くなる

メラトニンの分泌で眠くなる

その答えは、「メラトニン」というホルモンです。

 

皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

なぜなら『睡眠』を語る上で、切っても切り離せないものだからです。

 

私達の身体は、光がなくなって暗くなってきたらこのメラトニンを分泌させて眠気を起こし眠る仕組みになっています。

 

そして、朝になって光を浴びるとこのメラトニンの分泌は止まり、身体が活動モードになって起床となります。

 

その後、メラトニンは起床から14〜16時間ぐらいすると体内時計からの指令で再び分泌され始め、 徐々にメラトニンの分泌量が高まって、その作用で深部体温が低下し、眠気を感じるようになっています。

 

室内照明程度の明るさでもメラトニンの分泌は減っていく

以前までは、メラトニンの分泌を止めるために必要な光は2500ルクス以上の強い光が必要と言われていました。

 

ちなみに晴天の日の室内窓際 ( 北側 ) で1,000〜2,000 ルクス程度とされています。

 

ところが、最近の研究では300ルクス程度の弱い光であっても、長時間浴びることでメラトニンの分泌が抑制されるということがわかってきました。

 

そして、一般的なリビングの明るさは500ルクス程度となっています。

 

なので、遅い時間にリビングに居続けているだけでも、メラトニンの分泌抑制はジワジワと体内で起こっているということになってしまいます。

 

また、このメラトニンは睡眠導入の他にも細胞の新陳代謝を促進する抗酸化作用があったり、疲れを取る作用もあるため病気の予防や老化防止などさまざまな効果を持つと考えられており、現在注目されているホルモンの一つとなっています。

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