耳・聴覚での疲れ / 寝ている時でさえも耳は働いている

耳は睡眠中でも覚醒状態のレム睡眠では脳に情報を伝えるために働く

私達が住む世界の中には、実にさまざまな“音”が存在していますよね。

 

そして、それらの“音”を感知して脳に信号を送るセンサーの役割を果たしているのが耳の中にある有毛細胞と呼ばれる細胞です。

 

 

寝ている間も情報をキャッチする耳

睡眠中も働いている耳

睡眠中も働いている耳

一人の人間はこの細胞を、約15,000個程備えていると言われています。

 

ちなみに目の光センサーである光受容体は、人間一人に1億個あると言われているので、それに比べると聴覚を司っている細胞というのは、とても少ないということがわかります。

 

目・視覚編の項の「 目の疲れを取る / 目と脳への情報を全てシャットアウトする 」で、“目は朝起きてから夜寝付くまで働きっぱなし”というお話をしましたが、よく考えてみると『耳』という器官は、さらによく働いている器官で、実は生まれてから死ぬまでほとんど休む時が無い器官だと言えるのではないかと思います。

 

皆さんは、テレビを付けたままうたた寝や二度寝をしてしまった時に、夢の中に今放送されている番組の声が入ってきて、うまく夢に同化していた…なんていう経験をしたことはありませんか?

 

人の睡眠パターンは、熟睡状態のノンレム睡眠と、覚醒状態のレム睡眠をくり返すことで成り立っています。

 

そして、この“覚醒状態”という睡眠パターンの時には『脳が覚醒している』状態となっているので、耳ももちろん起きている脳に今の情報をしっかりキャッチして伝えようと働くのです。

 

痛んだ耳の細胞は治らない

ということは『耳』という器官は、1日の中で人がしっかり睡眠を取った時間の半分の時間しか、実質的には休息できていないということになります。

 

さらに衝撃的な事実であるのが、耳にある有毛細胞は一度痛んでしまった場合にはそこから回復、修復することは無いということです。

 

なので人は生まれてから死ぬまでの間に、たった15,000個の細胞を相当時間酷使しながら、使い続けなければなりません。

 

それなのに、加えて大きな音が継続的に響く環境に長く居たり、睡眠時間が少ないといった生活を日常的に送ってしまっていると、耳の疲労をどんどんと増長させてしまうことになるのです。

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