肌・触覚で疲れを取る / 抱擁ホルモンとも呼ばれるオキシトシン

オキシトシンは誰にでも分泌され良好な関係の相手との接触で放出

肌・触覚を利用して疲れを取る方法というと、直接肌に触れることや、気持ちの良い肌触りの物にこだわるということが大きなポイントだと思います。

 

肌触りの良い物を身の回りに置くことによる体への効果は前項でお話したので、“直接肌に触れることによる効果”について、ご紹介したいと思います。

 

 

脳の疲労を取り除くオキシトシン

脳の疲労を取る抱擁ホルモンのオキシトシン

脳の疲労を取る
抱擁ホルモンのオキシトシン

皆さんも、肩が凝ったとか、足がむくんだといった経験をした時には、必ずといって良い程自分や誰かに揉んでもらったり、マッサージなどをして改善を試みたことがあるのではないかと思います。

 

これはもちろん、直接的に筋肉の凝りをほぐしたり、さすったりすることで血流やリンパの流れを良くする効果が大きいです。

 

しかし最近ではこれらの「直接的な接触」によって、体だけでなく『脳の疲労』をも取り除いてくれる素晴らしいホルモンの分泌を促すということが分かってきているのです。

 

そのホルモンが、“オキシトシン”です。

 

いつでも誰にでも分泌されているホルモン

オキシトシンといえば、以前は出産後の女性に多く分泌されて、子宮の収縮を促したり、母乳の分泌を促すという効果が一般的に知られていました。

 

しかしここ10年程の研究によって、子宮や乳房などの末梢組織に作用するホルモンとしての役割と、脳などの中枢神経に対する神経伝達物質としての作用があるということがわかってきています。

 

さらには周産期の女性特有のホルモンというわけではなく、出産をしていない女性や、男性にも、そして年齢にも関係なくいつでも誰にでも分泌されているということがわかってきたのです。

 

そしてオキシトシンが注目されている大きな特徴として、“全身の筋肉の血流を高め、副交感神経を優位にする作用”があり、これによって過剰に緊張した筋肉は弛緩し、血流が良くなって全身が温まることで副交感神経にスイッチが入って、心まで穏やかになり、そのまま眠りにつきたくなる感覚にしてくれるといいます。

 

良好な関係の相手の接触で放出される抱擁ホルモン

オキシトシンは良好な人間関係にある相手に触れられる事や、抱きしめられるなどの皮膚接触よっても放出されることが分かっているため、『抱擁ホルモン』とも呼ばれています。

 

マッサージは確かに、温かい人の手で触れたりさすったりすることで血流が良くなる効果がありますが、それを自分のパートナーや信頼を寄せている相手にやってもらうことで、その局所だけでなく、脳の疲れをも回復することができるというのは、とても気になる情報ですよね。

 

夫婦やカップルなどで、マッサージのやり合いなどを日課にしてみると、体の疲れだけでなく、脳の疲れまで取ることができ、さらにはお互いの信頼関係や愛情まで増幅されるという、予想以上の良い効果が期待できるかもしれません。

 

ちなみに、オイルやクリームなどを使う際には、疲労回復などに有効な成分が配合されている物を使用することで、皮膚を通して有効成分が体内に浸透し、血液やリンパ液などにのって、身体中に働きかけてくれるというので、折角行うのであれば、何か効果の期待できるアイテムを使ってみるのも良いのではないかと思います。

前のページ

次のページ

facebook はてなブックマーク

 
スポンサードリンク