舌・味覚から起こる疲れ / 疲れの種を作らないための食習慣を

偏った食生活から引き起こされる様々な疲れの種とは

私達は普段、口の中に様々な食べ物を運んでそれぞれの食材や料理の味を判断していますよね。

 

人間が口の中に入れた食物の味をどのように分析・判断しているかというと、舌やのどなどに存在している味細胞である「味蕾」という受容器が拾った情報を、脳に伝達することで、様々な味の違いが分かるようになっています。

 

 

嗜好のおいしいと体が求めるおいしいの違い

疲れの種を作らない食習慣

疲れの種を作らない食習慣

味蕾は一般的に、成人でおよそ7,500個程存在していると言われていて、細胞の新陳代謝が活発なために約10日という短いサイクルで味細胞はどんどんと新しく入れ替わります。

 

このため、代謝が衰える高齢者になると味蕾が新しく作られなくなり、数が減少することで味覚の認知に時間がかかるようになって味に鈍感になったりします。

 

人が感じることのできる基本的な味には、甘味・苦味・塩味・酸味・旨味の5つがあり、これは「基本味」と呼ばれています。

 

そして、私たちが普段食材を食べて「おいしい」と感じるメカニズムには、“今現在体に不足している栄養素”に対してそれを補ってくれるものを、『本能的においしい』と感じるようになっているということです。

 

しかし、現代の私達が「おいしい、食べたい」と感じる食べ物というのは、時に栄養素のバランスとは関係のない嗜好のみの衝動から、繰り返し欲する物もありますよね。

 

この衝動をコントロールすることなく、欲求の赴くままに同じものばかりを食べ続けてしまうと、本来摂取しなければいけない栄養素が十分摂取できなくなり、疲労や健康状態の悪化、生活習慣病へと結びついていき、体力も低下して慢性的な「疲れ」につながってしまうのです。

 

偏った食生活から引き起こされる味覚の病気

また、今まで感じていた味の感覚とは全く違う印象に変化してしまう病気である味覚障害というものがあります。

 

そしてこの原因のひとつに、血液中の亜鉛不足が挙げられます。

 

かつては妊娠中や、新陳代謝が衰える50代以上の方に多い症例だったのですが、近年では若者の食生活の乱れも一因となって若い世代や小さな子どもでも味覚障害になってしまう人が増加しています。

 

これは、亜鉛の吸収を阻害する「食品添加物」を多く含んだ清涼飲料水や、ファーストフード、インスタント食品などを頻繁に摂取する機会が多くなっていることが原因であると考えられていて、他にも女性の過激なダイエットなども、栄養の偏りから亜鉛不足となり、味覚障害を発症してしまうこともあるようです。

 

“食べることが楽しみだ”という方も少なくないと思いますが、そんな人が味覚障害になってしまって、食事を楽しむことができなくなってしまったら、それによって感じるストレスも計り知れないものがあるのではないかと思います。

 

いつまでもおいしいものを美味しく食べられるように、日々の健康的な生活と食習慣はとても重要であると言えるでしょう。

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